尼崎城は元和3年(1617年)に、徳川幕府の命により戸田氏鉄が築城しました。
大坂夏の陣が終結した直後の時期にあたり、大坂と西国を結ぶ西国街道を押さえる要衝として、
幕府の強い意向のもとで築かれた城です。
西国大名への備えという役割から、当時の尼崎藩の石高(5万石)には
不釣り合いなほど大規模な、三重の堀と四重の天守を持つ城として築かれました。
これほどの規模の城が5万石の大名に許されたのは、
それだけ西国監視の役割が重視されていたことの表れといえます。
江戸時代を通じて藩主は戸田家から青山家、そして松平(桜井)家へと移り変わり、
松平家の時代に明治維新を迎えました。
明治6年(1873年)の廃城令により廃城となり、建物は取り壊されました。
その後長らく天守の姿を失っていましたが、廃城から約150年を経た平成31年(2019年)、
市民の思いと地元企業経営者による多額の私財寄付によって天守が再建され、
現在は尼崎のシンボルとして親しまれています。
お城の豆知識
- 5万石の大名の居城としては破格の規模を誇った城
- 廃城から約150年を経た平成31年(2019年)に天守が復元された
- 天守の再建費用は、地元企業経営者の私財による寄付でまかなわれた
- 現在の天守は、本来の天守台跡(現在は小学校の敷地)とは異なる、北西へ約300mの場所に建てられている
- 復元にあたっては史実の天守を左右反転させた設計になっており、内部も4階建てから5階建てに変更されている
城データ
| 名称 | 尼崎城(あまがさきじょう) Amagasaki-Castle |
|---|---|
| 別名/愛称 | 琴浦城(ことうらじょう) |
| 所在地 | 〒660-0826 兵庫県尼崎市北城内27 (旧:西国街道摂津国) |
| 築城年 | 元和3年(1617年) |
| 廃城年 | 明治6年(1873年) |
| 築城者 | 戸田氏鉄 |
| 主な城主 | 戸田家、青山家、松平(桜井)家 |
| 城の形式 | 平城 |
| 指定文化財 | なし(現在の天守は令和元年再建) |
| 天守の現状 | 模擬天守(令和元年/2019年 完成) |
マップ
観光情報
尼崎城は阪神尼崎駅の北出口から徒歩約5分とアクセスが良く、
天守内では最上階の展望フロアまで見学できます。
周辺には城下町の面影を残す寺町地区もあるため、
あわせて散策を楽しめます。
| 開館時間 | 9:00~17:00 |
|---|---|
| 入場料 | 一般・大学生:500円 小・中・高校生:250円 未就学児:無料 |
| 休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌平日) 年末年始(12月29日~1月1日) |
| その他 | 最新情報は公式ページをご覧ください。 尼崎城(公式サイト) |
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