天守の分類
天守は大きく分けて現存天守と非現存天守に分けられます。
非現存天守はさらに木造復元天守、外観復元天守、復興天守、模擬天守の4つに分類されます。
現存天守
築城当時まま残っている天守閣。
現在12の現存天守があり、そのうち5つが国宝に指定されています。
現存天守(国宝):彦根城、姫路城、犬山城、松本城、松江城
現存天守:弘前城、丸岡城、丸亀城、備中松山城、宇和島城、松山城、高知城
木造復元天守
実際のお城の図面を元に木造で復元されたお城。
木造復元天守は数えるほどしか存在しない。
木造復元天守の例:白石城、白河小峰城、新発田城、掛川城
外観復元天守
実際の図面を元に外観のみを復元させたお城。
多くは鉄筋コンクリートで造られている。
外観復元天守の例:名古屋城、福知山城、岡山城、広島城、熊本城
復興天守
過去に天守が存在したことは確認されているが、正確な図面が存在しないため
想像で再建されたお城。
復興天守の例:小田原城、岐阜城、岡崎城、大阪城、岸和田城、福山城、島原城、小倉城
模擬天守
過去に天守は存在しない、または別の場所にあったなど歴史的事実に基づかないお城。
観光目的に建築されることが多い。
模擬天守の例:久保田城、郡上八幡城、伊賀上野城、清州城、浜松城、富山城、今治城、平戸城、唐津城