池田城は、五月山の南のふもと、猪名川を見下ろす丘に築かれた城です。
建武元年(1334年)ごろ、摂津豊島の地頭だった池田教依が築いたとされ、
以後およそ250年にわたり地方豪族・池田氏の居城となりました。
池田氏の歩みは、たびたび戦火にさらされています。
応仁の乱のさなかの文明元年(1469年)には一度落城し、
永正年間には細川高国の攻撃で城が焼け、城主の池田貞正が自害しました。
それでも池田氏は立ち直り、池田勝正の代には織田信長のもとで
摂津三守護のひとりに任じられるまでになります。
やがて、池田氏の家臣団「池田二十一人衆」から頭角をあらわしたのが荒木村重です。
村重は池田城を手中にしたのち、伊丹の有岡城へ本拠を移しました。
天正6年(1578年)、村重が信長に背くと、信長は「古池田」に陣を張って有岡城を囲みます。
有岡城が落ちると池田城も役目を終え、天正8年(1580年)に廃城となりました。
いまは本丸跡が池田城跡公園として整備され、空堀や土塁のあとをたどることができます。
お城の豆知識
- 天守は築かれておらず、丘の上に曲輪を構えた中世の城だった
- 堀は最大で幅25.7メートル、深さ6.5メートルにおよぶ規模だった
- 城が建つ丘の標高は約50メートル。池田の市街地を見下ろす位置にある
- 平成元年(1989年)から4年にわたる発掘調査で、枯山水の庭園跡や井戸、礎石、脇差などが見つかっている
- 荒木村重は池田氏の家臣団「池田二十一人衆」から台頭し、のちに有岡城へ本拠を移した
- 本丸跡は平成12年(2000年)4月に池田城跡公園として開園した
- 公園には木造のやぐら風展望休憩舎と城門が建てられ、当時の雰囲気を伝えている
- 土曜・日曜・祝日には観光ボランティアガイドが常駐している
城データ
| 名称 | 池田城(いけだじょう) Ikeda-Castle |
|---|---|
| 別名/愛称 | 特になし |
| 所在地 | 〒563-0052 大阪府池田市城山町3-46(池田城跡公園) |
| 築城年 | 建武元年(1334年)ごろ |
| 廃城年 | 天正8年(1580年) |
| 築城者 | 池田教依 |
| 主な城主 | 池田氏(池田貞正、池田勝正、池田知正)、荒木村重 |
| 城の形式 | 平山城(丘城) |
| 指定文化財 | なし |
| 天守の現状 | 城跡(遺構のみ) ※天守は築かれていない |
マップ
観光情報
池田城跡公園へは、阪急宝塚線の池田駅から徒歩15分ほどです。
園内は日本庭園として手入れされ、やぐら風の展望休憩舎にのぼると、池田の街並みや猪名川に架かるビッグハープ(新猪名川大橋)、五月山までを見渡せます。
芝生の広場もあり、城跡でありながらのんびり過ごせる公園です。
| 開館時間 | 4月〜10月:午前9時〜午後7時 11月〜3月:午前9時〜午後5時 |
|---|---|
| 入場料 | なし(入園無料) |
| 休館日 | 毎週火曜日(祝日の場合は直後の平日)、12月29日〜1月1日 |
| その他 | 最新情報は池田市公式ページをご覧ください。 池田城跡公園(池田市公式ホームページ) |
情報更新日:2026年10月2日
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