玉城城は、沖縄本島南部、南城市の丘の上に築かれたグスク(沖縄の城)です。
琉球の国土をつくったとされる祖神アマミキヨ、またはその子孫が築いたと伝えられ、築かれた年は分かっていません。
石垣の積み方などから、13〜14世紀ごろのものと見られています。
この城でいちばん知られているのは、自然の一枚岩をくり抜いて造られた城門です。
門は東に向かって開いており、夏至のころには朝日が門を通って城内へ射し込むことから、「太陽の門」とも呼ばれています。
門の向こうには、アマミキヨが降り立ったと伝わる久高島を望むことができます。
城のなかには「天つぎ御嶽(あまつぎのうたき)」があります。
琉球開闢の七御嶽のひとつに数えられる聖地で、琉球王国の時代には、アマミキヨゆかりの地をめぐる巡礼「東御廻り(あがりうまーい)」の目的地とされてきました。
城は主郭(一の郭)と二の郭、三の郭からなっていましたが、戦後の米軍統治下で、二の郭と三の郭の石垣は近くの米軍施設の建築資材として持ち去られてしまいました。
いまよい形で残っているのは主郭の城壁です。
昭和62年(1987年)に国の史跡に指定され、現在も祈りの場として大切にされています。
お城の豆知識
- 自然の一枚岩をくり抜いた城門が最大の見どころで、「太陽の門」とも呼ばれる
- 夏至のころには、朝日がその城門を通って城内へまっすぐ射し込む
- 城門の先には、アマミキヨが降臨したと伝わる神の島・久高島が見える
- 城内の「天つぎ御嶽」は琉球開闢の七御嶽のひとつで、東御廻りの聖地とされてきた
- 二の郭・三の郭の石垣は、戦後に近くの米軍施設の建築資材として持ち去られた
- 国の史跡に指定されたのは昭和62年(1987年)8月21日
- 別名を「アマツヅ城」「玉グスク」という
- 舜天王統三代の義本が焚刑に処されかけたとき、雨粒天次が雨を降らせて救ったという伝説が残る
城データ
| 名称 | 玉城城(たまぐすくじょう) Tamagusuku-Castle |
|---|---|
| 別名/愛称 | アマツヅ城、玉グスク |
| 所在地 | 〒901-0604 沖縄県南城市玉城字玉城444ほか (旧:琉球国) |
| 築城年 | 不明 ※13〜14世紀ごろと見られている |
| 廃城年 | 不明 |
| 築城者 | 不明 ※祖神アマミキヨ、またはその子孫と伝わる |
| 主な城主 | 不明 |
| 城の形式 | 山城(グスク) |
| 指定文化財 | 国の史跡(昭和62年〈1987年〉8月21日指定) |
| 天守の現状 | 城跡(遺構のみ) ※天守は築かれていない |
マップ
観光情報
玉城城跡は那覇空港から車で40〜50分ほど、無料の駐車場から歩いてすぐの場所にあります。
城門までは急な階段が続きますが、のぼりきると久高島や太平洋、沖縄本島南部の眺めが一気に広がります。
見学は無料で時間の制限もありません。ただし城内には今も信仰されている御嶽があるので、静かに見学してください。
| 開館時間 | いつでも ※急な階段をのぼるため、明るい時間帯の見学をおすすめします |
|---|---|
| 入場料 | なし ※駐車場も無料(台数は多くありません) |
| 休館日 | なし |
| その他 | 城内には信仰の対象である御嶽があります。拝所には立ち入らないなど、作法を守ってご見学ください。 玉城城跡(南城市公式ホームページ) |
情報更新日:2026年11月3日
近隣の観光スポット
- 斎場御嶽(南城市)- 琉球王国最高の聖地。世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつ
- 久高島(南城市)- アマミキヨが降り立ったと伝わる「神の島」。高速船で渡れる
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- おきなわワールド(南城市)- 鍾乳洞「玉泉洞」を中心とした沖縄文化のテーマパーク
- ガンガラーの谷(南城市)- 鍾乳洞が崩れてできた谷。ガイドとともに歩く
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