大阪城は天正11年(1583年)、天下統一を進める豊臣秀吉によって、石山本願寺の跡地に築城が開始されました。
秀吉は総奉行に黒田孝高(官兵衛)を任じ、本丸・二の丸・総構と段階的に工事を進め、
豊臣政権の権威を象徴する、当時最大級の城郭を築き上げました。
しかし慶長20年(1615年)の大坂夏の陣で豊臣氏が滅びると城は落城し、
徳川2代将軍・秀忠は豊臣の色を払拭するため、寛永6年(1629年)にかけて城を全面的に築き直しました。
現在残る高さ約32mの石垣は、この徳川期の大規模な天下普請によるもので、
西日本の諸大名を動員し、瀬戸内海の島々などから運ばれた巨石が用いられています。
江戸時代には落雷による焼失や、慶応4年(1868年)の鳥羽・伏見の戦いの後の火災で、
本丸の建物のほとんどが失われましたが、昭和6年(1931年)に市民の寄付により天守閣が復興され、
平成9年(1997年)の大改修を経て、現在は大阪を代表する観光名所として親しまれています。
お城の豆知識
- 日本100名城のひとつ(54番)、名古屋城・熊本城とあわせて日本三名城にも数えられる
- 現在の石垣は徳川期の再築によるもので、豊臣時代の石垣は地中に埋もれたまま残っている
- 本丸東面の石垣は高さ約32mに達し、日本の城郭の中でも屈指の高さを誇る
- 城内最大の巨石「蛸石」は推定130トンにおよび、岡山藩主・池田忠雄によって運び込まれた
- 大手門や千貫櫓など13棟の建造物が国の重要文化財に指定されている
- 慶応4年(1868年)の鳥羽・伏見の戦いの直後、本丸の建物のほとんどが火災で焼失した
- 現在の天守閣は昭和6年(1931年)に鉄骨鉄筋コンクリート造で復興されたもので、内部は歴史博物館になっている
城データ
| 名称 | 大阪城(おおさかじょう) Osaka-Castle |
|---|---|
| 別名/愛称 | 錦城(きんじょう) 金城(きんじょう) |
| 所在地 | 〒540-0002 大阪府大阪市中央区大阪城1−1 (旧:畿内和泉国) |
| 築城年 | 天正11年(1583年) |
| 廃城年 | 明治元年(1868年) |
| 築城者 | 豊臣秀吉 |
| 主な城主 | 豊臣氏、奥平氏、徳川氏 |
| 城の形式 | 平城(輪郭式) |
| 指定文化財 | 国の重要文化財(櫓・門) |
| 天守の現状 | 復興天守(昭和6年/1931年 復興) |
マップ
観光情報
大阪城の周りは大阪城公園として整備されていて、春は桜、秋は紅葉がとても美しいです。
| 開館時間 | 9:00~18:00(最終入館は17:30まで) |
|---|---|
| 入場料 | 大人:1,200円 大学生・高校生:600円(学生証等が必要) 中学生以下:無料(証明できるものが必要) ※2025年4月より、大阪城豊臣石垣館の入館料を含む ※団体(15名以上):大人1,080円 学生540円 こども無料 ※大阪市在住65歳以上の方、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料 |
| 休館日 | 12月28日~1月1日(それ以外は年中無休) |
| その他 | 最新情報は公式ページをご覧ください。 https://www.osakacastle.net/guide |
情報更新日:2026年8月31日
近隣の観光スポット
- 大阪城公園(大阪市中央区)- 天守閣を囲む広大な公園。桜や梅の名所としても知られる
- 豊国神社(大阪市中央区)- 大阪城公園内に鎮座する、豊臣秀吉を祀る神社
- 大阪歴史博物館(大阪市中央区)- 大阪城の目の前に建つ、大阪の歴史を紹介する博物館
- NHK大阪放送局(大阪市中央区)- 大阪歴史博物館と隣接する放送局。見学施設もある
- 大阪府庁(大阪市中央区)- 大阪城の西側に位置する、大阪府の行政の中心
- 難波宮跡公園(大阪市中央区)- 飛鳥・奈良時代の宮殿跡が残る史跡公園
- 黒門市場(大阪市中央区)- 「大阪の台所」と呼ばれる、鮮魚や食べ歩きグルメが並ぶ商店街
- 道頓堀(大阪市中央区)- 巨大看板が立ち並ぶ、大阪を代表する繁華街
- 四天王寺(大阪市天王寺区)- 聖徳太子が建立したと伝わる日本最古級の寺院
- 通天閣(大阪市浪速区)- 新世界のシンボルとして親しまれる展望塔


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